講演・執筆

2024年3月21日

2024年5月28日「ICH E6(R3)に見る臨床開発におけるCSV の最新情報」を講演いたします。(オンライン開催)

開催:2024年5月28日(火) 13:00~16:00 (ZOOMによるオンライン開催)
主催:株式会社R&D支援センター
演題:ICH E6(R3)に見る臨床開発におけるCSV の最新情報 ~ICH E6(R3) Step 2ドラフトのデータガバナンスに挙げられている要件とは~

※本セミナーでは、講師からの紹介割引がございます。セミナーをお申込みいただく際はお問い合わせください。

2023年5月にICH E6(R3) Step 2ドラフトが公開されました。コンピュータ化システムバリデーション (CSV)は、ICH E6(R2) のときとほぼ変わらず「コンピュータ化システムの特定の要件が、設計からシステムの廃棄又は新システムへの移行に至るまで一貫して満たされることを確立し、文書化するプロセス。バリデーションに対するアプローチは、システムの使用目的及びシステムが試験参加者の保護及び試験結果の信頼性に影響を及ぼす可能性を考慮に入れたリスク評価に基づくべきである。」と定義されています。

臨床試験では、データインテグリティを確保するとともに臨床試験参加者の個人データを保護することが最重要であり、コンピュータ化システムもそれに沿って管理することが求められます。その観点で、ICH E6(R3) Step 2ドラフトでは、データガバナンスという新しい章を設け、これまでEMA、MHRA、FDAで発行されてきたデータインテグリティのガイダンスを踏まえた要件やコンピュータ化システムの管理に係る要件を挙げています。

本講演では、コンピュータ化システムバリデーションの基礎をおさらいし、コンピュータ化システムバリデーションの最新動向にも触れたうえで、ICH E6(R3) Step 2ドラフトの要件、特にデータガバナンスの章に挙げられている要件を中心に解説します。